「ブッダの集中力」

“何かをしているとき、つまらないとか、早く終わらせたいと思ったら、集中していないということ。なぜなら、集中しているときは楽しいはずで、そしてその楽しみは人間の成長には必要不可欠のものだから、何事も楽しく面白くやる工夫が重要だ。”と、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラさんという方の「ブッダの集中力」(サンガ新書)に書いてある。集中力を開発したいと思ったら、「効率」のことは決して考えてはならない、とも。

効率的に物事やるためだけに力んで「集中するぞー」となってる私は、はっきり言って真逆である。

「集中力フェチ」(言うまでもなくそれだけ集中力を欠いているわけです)の自分にとって、超実用的であるがゆえに、お勧めの名著。

 

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