明日まで開催している東美アートフェアへ。
古美術・工芸品の占める割合が大きい。
蒔絵、陶器、軸など、当方のリテラシーがほぼゼロレベルに近い展示品を見ていくと、そのあまりにも明確すぎるクオリティのオーラに圧倒される品々が多々あった。はっきり言ってこれがうちのマンションの一室にあったらば、空間激変どころか一挙一投足に異常なる配慮が必要となり、普通の生活は送れまい。決して軽んじてはならず、決して粗雑に扱ってはならず、決して「これ(良さが)よくわかんないです・・」とか言わせない感覚的強度がある物品の数々・・。
それと現代美術って考えてみたら、大きく言えば随分と違う。現代美術って返っていわゆるところのリテラシーが、古美術工芸等とはまた全然別の意味ですが、かなり必要になりますですね。
当り前だが違うなー、と今更ながら自分は思った。何が言いたいのかわかんなくなってきたが、結局これらは相当に、頭や知識というより人としての「生理的な」快を純粋に提供している。だから時代を超えてきたのだ。