昨日は新橋の東京美術倶楽部で開催されていた東京コンテンポラリーアートフェア2009 (TCAF) 最終日へ。
作品は繊細、神経症的で、技量高く、描かれているのは人間、その感情、身体、針の穴から覗いて拡大したような感覚などがかなり。比較的若い作家層が多いからか。絵画としての質の良しあしとは別に、弱々しくて、こちらからエネルギーの持ち出しがある感じのものが、少なからず、ある。
東邦アートのブースで日本画家千々岩 修氏の抽象作品を見た。とてもいい。
岩絵の具(だと思う)は懐が深くて、ぎらぎら反射せず、見ていると自分と溶け合って、意識とからだを清明にする。人事より大きい、自然と原理的なものの世界で、エネルギー回復。