お犬のフレキシビリティー

たびたびこのブログにも書いてきたが、私はチワワの千代ちゃんと暮らしている。

千代ちゃんに対する私の感覚の最たるものをあげれば「尊敬」だということは前にも書いた。

このところ東京もややかしましいので短期疎開していたが、その際千代ちゃんにはたいそうな迷惑をかけた。わけもわからず小さいバッグに詰められ、普段は経験しない電車にのり、空港(というか彼女にとっては人のいっぱいいる見知らぬ場所)で別のケージに移し替えられ、ゴーゴーする乗り物(飛行機)にのせられ知らない土地に着く。何日かたってまたバッグに詰められ・・・。やっと自分が元いた場所に帰ってきたのを知る。

気づいたのだが彼女は緊急地震速報にも地震そのものにもおびえない。おびえててワンワンと吠えるのは、地震におびえた私が普段とは違う行動、走ってドアの鍵をあけにいくとかをするからだ。

こういうことを観察すると、ふたつのことに思い当たる。言葉や知性というものを持ってしまった人間の大変さというもの、それから、生命はすべて平等なのだということだ。

同じカテゴリーの記事

  1. 連れてかえってくれた犬の話

  2. お犬と地震

  3. ハエの恩恵 

  4. 実演には出なかった子

  5. ラブ君の歩きざま

  6. 白昼絶叫す、の巻

Blog「原初のキス」