白昼絶叫す、の巻

その出現は常に不意打ちだ。何度遭遇しても新鮮な驚きと嫌悪が自分を貫く。普段は殺生に対し非常に抵抗があり、蚊の一匹だって窓から逃がしてあげている自分が、瞬時にして殺戮者に変貌してしまう。

それが今日昼食の後に洗い物をしようと戻ったキッチンに現れた。もうもうたる殺戮ガスのせいでフタをしてなかった鍋の中に残っていたスープがオシャカだ。こんな真冬に、しかも清潔な空港としてグローバルなアワードを何回もとっている羽田空港の掃除のリーダーの人が自宅を掃除する1時間という同じ時間を使って毎日家の中をきれいにするのに費やしているのに。とても悲しい・・・。

お出まし頂かないようにもっと徹底的に掃除をすべきなのか。それとも出現しても鷹揚な気分及び態度でいられる自分を作るのが正しいのだろうか。

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