御託宣

何かのパーティなのか人でごったがえす室内にいて、ふと見るとそこかしこに子ブタや子羊、山羊など動物の姿がある。私のところへちょくちょく来て食べ物かなにかをほしそうにしているアルパカっぽいような犬っぽいような、白い毛の生えた大き目の動物もいて、来ては去り来ては去りして私もなにかあげたかどうかはさだかでないが、あるとき突然人間の言葉で、「ぶどうがほしい、ぶどう、ないの?」とはっきり言った。5、6才くらいの、男の子の声だった。

「ぶどう?あるかなあ・・・」と適当にお茶を濁していると、その動物は無垢で威厳のある黒眼がちの目でじーっと私を見つめたかと思うと、「ぶどうを食べさせよ!」といきなり高圧的かつ決然たる口調で言った。

「どうして・・・?」と問うた答えがこれ。

「ぶどうは計画力をたかめるのぢゃ」

と、いう、キテレツな夢を見た。

 

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