普遍ということ

高校の時の同級生の男の子が、「なぜ自分がいいと思うものを人もいいと思わないか、ものすごく不思議。」と言っていた。ここまで素朴な感じで言われると、今思い出しても少し笑ってしまうくらいおもしろい。だって、たとえば自分の好きな人(男でも女でも)は、必ず他の人も好きになんなきゃいけない、みたいな、いいようなんだもの。

しかし、自分の判断というものがなにがしか単なる好き嫌いだけでなく質の認知にも関わっていると思う人々にとってみれば、これはそう唐突な意見でもなく、自分自身もごくうっすらとではあるけれど、やっぱりこう思っているような気がする。

同じカテゴリーの記事

  1. 言葉もさわる

  2. ピンク・緑・むらさき

  3. 新聞 

  4. スパゲティと絵画

  5. 唐突なシリコンバレー

  6. 動き

Blog「原初のキス」