人間油断しているとついネガティブなことを考えたり、ストレスをかかえてしまうので、ふとそこにはまりこんだときのために「こねこ療法」というのを開発した。
心配やストレスを灰色の小さいねこになぞらえ、問題がおこったらその子が部屋の中でぎゃんぎゃんあばれているのを思い浮かべる。でもこねこなのでちょっと怒ってる顔もかわいいし、あばれると言ってもまわりの紙が少々ちらばる程度で実害がない。そこでこねこを呼んでなでてあげると、かまってほしかっただけのその子は安心したただのかわいい顔になって、のどをごろごろならす。これはかなり効く。あきたら別の動物にすればいいし。
以前は子供の天使(別に信仰はありませんが)がふたりで運んでいる唐草文様のついた華奢な飾り箱(なぜか馬車みたいに車輪がついてる)に心配を入れて、その箱にはレバーみたいなものと煙突もついているのだが、天使がレバーを押すと中身すなわち心配が破壊され、煙突から 「ぱふ・・」といって白い煙がでる・・あー、説明が結構たいへん・・という想像で心配を粉砕したりしていた。これをいざ文章に落とすとかなり異常な人と思われそうだが、脳内イメージが比較的旺盛なので、ちょっとした日常的心理ツールとして使っていたのである。
しかし、そもそもイメージ力がなければ心配力も高まらないので、要は単なるマッチポンプってことなのね。