問題と課題

先日、さる高名な工学博士の方と話をしていて、「問題と課題はどう違うか。この2つを定義せよ。」と言われた。

「えーと、問題は困っていること、課題はその困っていることを解決するための・・・」ともたもたしていると、「問題は望ましくないこと、課題は望ましいこと」とのこと。

だから、問題は解決するものだが、課題は達成するもので、かつ、問題より課題が常に先にあるとか。なぜなら、達成したい課題があるから、それとのギャップが「問題」と認識されるからである。

我々つい困っていることばかりに目を奪われ、そもそもなぜそれに困っているのかまで頭がまわらないことは結構ある。

困るのは達成したい何かがあるからで、困っていることを解決しようとするときは、まず課題が何かを把握できれば一番いい。そうすれば構えはポジティブだし、問題の解決策の幅が広がる。

針に糸を通すのが難しいという問題は、布を縫うという課題においては、たとえば先の方だけ糸を硬くする速乾性の化学薬品か何かがあれば、針なしで布を縫えるという、例えばそのような。(この問題を出された私の答えは、穴の大きい太い針を作って目の粗い布を縫う、というもの。力技だが一応縫えるんで、あながち間違いでもない。)

解けない問題は多くの場合、課題設定が間違っている。

さて、自分の悩みは、頭の切り替えがヘタで、制作以外の諸事(当然たくさんある)に制作の時間を分断され、制作を再開するたびに離陸までの時間をロスることである。

どうすりゃいいんですか、と彼に聞いた。「僕も切り替えはあまり得意じゃないから諸事全部先に片付けてそれからクリエイティブなことやるけどね」、その結果クリエイティブなことを始めるのは夜中だったり。それじゃ美容その他の観点から、私の場合少々困る。

しかしこの問題、またその上位概念の課題も、まだ明確に記述できてないな。ということで、これは宿題。

このブログは結構ナンカイである、と言われることが多いのだが、またナンカイなことを書いてしまった。大体においてあたり前のことを書けば書くほど、むしろ難しく見えるのである。

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