私は世の中なんでも大きく二つに分かれると考えていて(これはAと非Aと考えればかなり論的的ではあるけれども)、そのノリで、「男はシャーロット・ランプリングが好きなのと好きじゃないのに分かれる!」と断言した処、その場にいた男性はシャーロット・ランプリングを知らなかった。第3のカテゴリーという訳である。なんだって、決めつけることには陥穽がある。
と言いつつ、何事もよく見ればすべてアナログなことを考えれば、時に決めつけることも重要、と内心ではかたく信じているので、
「ゲージュツが世界を理解する唯一の手段だー」、と言ったら、自分がたまたまそう思ってるってだけでしょ、と知人にあきれられた。