明らかな失敗、巧妙に偽装する失敗

ふと思い立って自分が日常行っている色々な行為に関しどの程度、自分が一発でうまくやっているか観察してみた処、心底やになった。だって所期の目的を達成するまで、かなりの比率で、一度か二度、場合によっては三度も四度も失敗しているのだもの。鋏や糊をとる、床に落ちたゴミを拾う、皿を洗う、などのごく単純な動作にしてもそう。動作の目的に対して最適な手順をとらなかったり、そのやりざまが雑で何度もやりなおしたりしている。

で、これは自分に限ったこととも思えない。こころが十分にここにいないから、失敗だらけの時をすごすことになるのである。

さて、そういう目に見える失敗にもまして問題なのが、一見うまくできているかにみえていても、ほんとうはそもそもやる必要すらない、ムダなこと。
間違った問題への正しい答えほど始末におえないものはないというのは確かドラッカーの言葉である。

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