やる気がないからといって生産性が低いとは限らない

先般ひどくやる気のない日があった。

あれもこれもそれもやらねばいけないことが山積しているのに、どうにも体が動かない。そうやってずるずると日を過ごし、夕方ぐらいになって、その日ない力を振り絞って無理やりやったことを振り返ってみたら、意外や意外・・・一週間くらいのばしのばしにしていたことが片付いていたり、絵画制作上の技術的課題に解決策が見出せていたりと、決して本当にいわゆるところの「効率」が悪かったとは言えない状況であることを知ったのであった。

つまり、非常にやる気がなかったが故に、自主的にさくさくあれやこれやに向けて動くエネルギーが枯渇していて、やるべきことの中の重要なことしかできなかったようなのだ。つまりは余計なことをしなかったということ。

と、一瞬感動しかけた自分だったが、考えてみたらこんなことぐらい中学生の頃に気づいておけばよかったよトホホ・・。だって子供の頃だってやる気のなかった日々はたくさんあったはずなんだから!

やる気があるとかないとかなんぞに振り回されて暗くなったり明るくなったりとムダなエネルギーを使ってきたのはまさにムダだった。
でも気をつけていないとこれからもそうなりかねないので、気をつけておくことにしよう。

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