悪習のたくらみ

私は掃除が好きだ。子供の頃はそんな記憶が全くないので後天的にそうなった。今現在それがどの程度好きかというと、一歩間違うと人生棒に振るくらいである。

即ち他にどんな重要なことがあってもそれに気がとられ、誘惑され、結局はやってしまう。予防手段として日中なるべく気が散ることがないように、朝起き抜けにウェットシートで家中の床を拭く。

考えてみれば、「予防」といいつつ、つまるところ最優先でやらされているところが、テキもさるものだ。
掃除は世の中的には比較的称揚される行為だが度を越せばなんでも悪習の香を帯びていく。

そして悪習は手練手管でもってその持ち主の行為をコントロールし、自らを現実世界に発現せしめようとするのだ。その際の主要な戦術は「論理」であって、上記で言えば、「予防」。

と、分析しつつもやめないのである。
なんとか影響を最小に留めつつ、利益を最大にしたいと思っている。

この命題が正しいのか相変わらずテキの支配下にあるのか、今一つ不明なり・・・。

 

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