昭和の語感 

渋谷の東急本店の前を通りかかったら、大きな垂れ幕に「夏の総決算」と書いてあった。
要はセールをしてますよ、ということだが、「総決算」て随分昭和な語感だ。

古臭いと言えばそれまでだけど、最初にネーミングした人はかなりクリエイティブだったはず。消費者が日常生活で使う言葉でなく、会社で使われる言葉なのだもの。

そう言えば近所の東急ストアでは、時々壁に「ママ大学」の告知が貼ってある。料理研究家などが「簡単料理」の紹介をしたりする講演会形式のセミナーで、1975年からやっているとのこと。「ママ大学」ってなんだか少々差別的な響きがあるなあ。でもそれも今となってはほほえましくおもしろく、東急さんのレトロな言葉づかいには、正直かなりぐっとくる。

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