牛乳と醤油の昭和

年が知れるというものだが、子供の頃玄関脇に据えつけた小さな木製のおうち?のような格好のものの中に毎日牛乳が配達される、という形態のビジネスがあった。(おうちには「雪印」とかも書いてあったように記憶。)

また、夕方頃近所の人が「醤油」を借りに来たり、ということもあった気がする。

今年程暑い夏でないにしても昼頃までガラスの瓶に入った牛乳をほおっておいたら悪くなりそうなので、朝早い内にきちっととりこんでいたのだろう。そういう正確な生活パターンだったのだ。また、近所の人々とは一種コミュニティを形成しており、物品を借りたり貸したりということが自然に成立していたのである。

白と黒の液体二種によって、「昭和」がすごく遠くなったのを感じる次第。

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