結局、どういう構想であっても、それを説得ある作品として成立させることは可能なのだ。それをそうなるまでやるかどうかということが問題なのである。「じゃ、やればいいのね」という感じなのだが、そう簡単にはいかない。なぜなら、アイデアなんてものはばんばんでるけれども、脈があるかもしれない方向に集中して色んな現実的(Ex.技術的)課題をクリアして精度をあげていかなければ、色々やってるだけで詰められないし、一方それなりに色々やらないと脈が出てくる土壌も開拓できないからである。つまりこの塩梅はむずかしい。
「勘だね」と知人は言った。
「でも勘なんてあてになんないぢゃん!」と反論したら、彼の答えはこれ。
「だからー、「勘」がまちがってたらだめなのよ」
なるほどー。