青山の「月見ル君想フ」というライブハウスで、ジャズ・ベーシストの スタイナー・ラクネスとヨイク(北欧少数民族サーメの歌唱)歌手インガ・ユーソの「スカイディ」というデュオを聴いた。
その後のインタビューで、ヨイクにおいて例えば人や動物をテーマにするときは、それらについて(about)ではなく、それが何か(what)を表現するのだと彼らが言ったことが印象に残った。インガが実際2曲披露してくれて、それは「犬」と「狼」だったのだが、彼女は犬や狼のマネをしているのではなく、犬や狼がまさにそこに「いた」のである。
言葉では全然うまく整理できないけれど、このことは表現することに関心があったり、実際にやったりしている人々についてはとても重要なことだと思う。
この重要性は計り知れない、だから、忘れずに繰り返し、感じたり考えたりしようと思う。