自分は無神論者だけど比喩的に言えばものを創ること自体は祈祷的なものに似ていないこともない。自分を媒介にして自分の力そのものではできない状況のお出ましを望み、きっかけを作り、手順を踏みつつ、待つのである。
しかしこういう認識は多分に東洋的かもしれず、西欧の人がそういうある種受動的な制作態度ないし感覚を持つものか否か、自分にはよくわからない。もっと自律・主導型ではないかと思う。
でもこのジャクソン・ポロックの言葉は東洋・西洋のステレオタイプを超えるようでおもしろい。
The painting has a life of its own. I try to let it come through.