精神機能について不思議なこと

「理性」を、「思考」の合理的側面と捉える向きもあるかもしれないが、自分は思考とは別物と考えている。そうして、「理性」や「感覚」は常にほぼほぼ正しいのに、どうして「感情」や「思考」はしょっちゅう間違えるのか、同じ精神の働きなのにかくも能力?が違うことが、とても不思議に感じるのだ。

ここで言う正しいとか間違っているとかは、自分が本当に望んでいることの実現に関して合目的か否かということ。

絵を描いたりしていると、特にそれを感じる。単純化するために例えば一本の垂直線を描こうとしているとしませう。それを描くのだとただ冷静に企図し、身体でまっすぐの感覚に従っていけば結構うまくいくが、「曲がるのコワいな・・」(感情)とか「まっすぐにするにはいかにすればよいのか・・」(思考)とか描いてる途中に思いがよぎると、途端に線が豪勢に歪んぢゃう訳なのです・・。

 

 

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