絵は何の役に立つか

自分は平面美術を創っているので、絵という言葉で代表させるが、絵には機能がありその最も重要なものの一つは

戦争の抑止

である。冗談みたいに聞こえるが、ソレを創ったり見たりしている時、人はその思考や感覚において戦うことから遠く離れる。

その時間は個々においては短いかもしれないが、その積み上げは、必ずや世界に影響を及ぼす(自分は感覚的に、あるいは希望から言っているのでない。単に人がやることなすことの時間は有限であるという事実から、論理的に言っているのである。故に世の中のあらゆる事象・事物は、概念的に大きく二つに分けるなら戦争を推進しかねないものと、抑止するものに、分かれる)。

よく、絵には具体的な機能がない(=それ自体としては何の役にも立たない)というような論があるが、これが何を言わんとしているのか、自分には全然わからない。存在するもので機能がなく、即ち役に立ったり、害になったり(こっちは役に立つの逆)一切しないものが、もしあるんなら今、目の前に出してほしいな・・。

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