にぶい

ちゃんとまじめに聞いているのに100回言われても全然わからなくて、101回目にようやくわかりはじめる、ということが私にはよくある。でこれは自分に限ったことではないみたい。極めてまっとうであたりまえ、基本的でシンプルなことほどそういう傾向があるような気がする。

ということを鑑みるに、「教育」とか「啓蒙」とかいうことは実に大変な仕事だなあ、と思う。職業としてそれらに携わっている人はもちろん、ものを良く知っている人、経験の深い人が、そうでない人をよくしようと、手を変え品を変え色んなことを言ったり、やってみせたり、おどしたりほめたり、相手が変わるまでそれらを続けるのは、よほど好きかあるいは「使命」と認識していなければできないことであろう。

だから私は、学びの場における先人をこころから尊敬しているのである。

で、おまけ的に言うならば、ゆえにそれらの人々が、人格とか行いとかを含め、ときに「んんっ??」ということがあっても、しっかり(確信犯的に)目をつむることにしている。

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