「凪待つふたり」

何か物を作るとその後で、作ったものの意味を読む。
論理的な文章を書いたりするのと違って、理屈は後から作者たる自分が「作品さん」という自分とは別の存在に、お尋ねしたければするのである。

こういうコラージュができたのだが後で、やはりコロナのことが頭にあったのだと思った。
考えてみればかなり直接話法だが、疫病を封じると言われる赤色が出張っていて、ビタミン C という意味において風邪的なものに効きそうな柑橘類なども登場している。一人は鎧を被って身を守らんとしているが、一人は波のまにまに流れていきかねない。

これのタイトルは表題の通り「凪待つふたり」。タイトルをつけたら(タイトルが思い浮かんだら)、上記の解釈がやってきたのである。

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