「第2」の記憶

ラジオ体操をやっていることについて以前書いたが、最近自分は「第2」にまで進出した。

ラジオ体操第2

びっくりしたのは、かなりの部分記憶していたということだ。体の記憶は忘れづらい。「耳は忘れ、目は移ろい、行えば悟る」という誰が言ったかわからないが好きな言葉を思い出した。子供の頃は第1をもっぱらやってたような記憶があるんだけど、第2も覚えてるって事はそこそこやってたのかしら。

そういえば、第1の最後の深呼吸の恰好が、腕を二回大きく回すというもので、なんか腕は一回しか回さず、二回目は逆 V 字型に下の方で開くんじゃなかったっけ、とかねてから不思議だったのだが、これが実は第2の深呼吸だった訳ですね。
と、いう話とも関係あるが、実は第1と第2に含まれる個々のパートの動きは関連していることに気づいた。腕の運動とか飛び上がるとか、前屈するとかの第1のバリエーション、そして恐らくいくらか強度を増したものが第2で展開されている。ところが昔これに気づいてた記憶が全くない。つまり、最後に第2をやってから何十年も経つその間に、自分はその「複数のものの間の関係を見る」というものの見方を獲得(か少なくとも強化)したってことではないか!

その能力を果たして自分が今どんな風に活用できているかはともかく、感動・・。

ただその能力はちょっとジャマになる時もある。相互に矛盾する言葉を聞くと無駄に頭が疲れるのだ・・何だっけ最近もあった・・そうそう、感染の減少傾向が見られるまでというような言葉を総理が言ったが、一方で検査もバンバン増やすと言っているのだから、どうやって減少を検証する? と思ったのだった。入力(検査)を増やしつつ出力(確認される感染者)を減らすという、詩的な現実がここ当面で起こる可能性があるのだろうか。
いずれにしても関係を見る能力は、関係のなさあるいは論理的破綻や説明不足を見破る能力にも開かれているのである。

もとい、第1のみでは運動強度がもの足りない人には、第1と第2をぶっ続けで誠心誠意、全身全霊でやることがお勧め。結構いい運動になる。
それに今思いついたのだが、YouTubeの画面下の歯車マークから再生速度を1.5倍にしてやれば、もっと激しい運動にもできる。

追)ゆずさんバージョンもあります(第1です)。

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