昨今、世界的に見ればポピュリズムが台頭してきてヤな感じではあるが、今日ふと、ブッダが「世の中はあべこべである」と言ったことを思い出す。
2600年位前から、「世の大勢」の考え方なり感じ方なりというのは、世界平和的観点から適切なのと不適切なのに大別すれば大抵の場合不適切な方に寄ってしまうのであろう(だって我々は多くの場合利己的で煩悩にまみれているから)。そういう基盤のある上で「操作」しようとすれば、その方面の嗜好なり実行力のある人々にとっては容易なはずで、そうして世の中全体が不適切な方に更に寄って行ってしまうのではないかしら。