最近歩いていてどういうわけか左腕が右腕ほど振れていないのに気がついた。
思い当たる原因の筋は多少はあったが、いずれにせよ両手が振りたいなと思ってこれをやってみた。
結構真剣に数日間やったのである。でその後外を歩いていて普通に左腕が振れているのに気がついた。なんだか分からないが脳内に両側を均等に動かすと言う回路が再構築されたらしい。
これはさほど不思議な例ではないかもしれないが、とにかく体とか頭とかは意識的な自我とは別のところで、色々に色々なことをやってくれている。
昨今世の中に情報や刺激が非常に多いこともあって、何かを勉強したいと思ったり解決しようと思ったらそこそこ多くの情報をインプットしたり、試みてしまいたくなるが、それをいちいちまとめたり反芻したりしているのは大変である。整理したり理屈を考えたりするのはそこそこにして、とりあえず入れてみて無意識とか体のシステムがなんとかアウトプット に反映してることを期待する、という戦略?を自分は取りたい。むしろその方が効率がいいんじゃないかしら。なぜ左腕が振れるようになったかなんてわからなくても振れさえすればそれでいいのだから。
似たようなことだがちょっと込み入った問題を考える時、私はもうあまり考えないことにした。
「ハイ、これ問題。」と頭にお題を出しておけば、暫く待ってると答えがデリバリーされることが多い(特に朝起きた時など)。もうこのやり様を結構な期間実行しているが、問いが出たその場でうんうんうなって考えるより良い答えが出やすいのは少なくとも個人的には実証済。
うなっている時、人は言葉や理屈で考えてることが多い。宿題を出された頭の方は、恐らく言葉では考えてないのである。そしてまた、きっとからだも味方に付けて回答をクッキングしてくれているのだ。