やる気の不思議

人からは比較的よく聞くのに自分では滅多に使わない言葉というのがあってそれは「モチベーション」である。

個人的な感覚なのかもしれないがモチベーションが出るとか出ないとかあるとかないとかが話題になるとき、結構その人本人の気持ちというより他人や環境についての関係要素を伴っている状況がかなり多いような気がして少々違和感を覚えるのである。あたかも自分のことのように話しつつ実はそうでもない、みたいな。

一方よく使うのが「やる気」という言葉。人にはあまり言わないが、内心「やる気がでないにゃ~」とかなぜか猫語でしょっちゅう考えている。反対に、「今日はやる気があるぞ、しめしめ・・」とか。やる気というのはモチベーションより諸行無常度が高い。同じ事柄についても時によりあったりなかったり平気でする。そのあたり、モチベーション程に重みのないところが好きなのかもしれない。

ところで茂木健一郎氏によれば、「やる気」とはやらないことの言い訳に使われることが多く、そもそもやるべきことに向き合って淡々と進めるにはそんなものをあてにする必要などないそうだ。

なるほど・・・やらない言い訳にやる気(のなさ)を持ちだすとは自分に関してはまさに図星だ。

そして、やる気なんていらないのだ、と言われると俄然やる気が出てくる。このあたりがやる気の不思議なところのような気がする。

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