おそらくほとんどの人が、何かを「得る」ことでより幸せになると思っているが、感情や考え方も含め、幸福に干渉しているものをなくしたり手放したりすることで、自然に幸せになる。
アレクサンダー・テクニークの考え方で、The right thing does itself. という言葉があり、正しいことは自然に(自ら)起きるというような意味だが、つまり我々がしている、加えている何か余計なことをやめるならば、天然自然の正しさや適切さが、現れるということ。
にわかには信じがたいことだけれど。
こういうことは思弁的にだけ受けとめるなら反論満載のことであろうが、例えばボディ・ワークなど、経験に照らして対象の明確な思考をすると、これが正しいことを例証する事象を、際限なく見いだすことができる。