巧妙なる悪癖システム

夜更かしをやめたいのだが、この悪癖を折伏するのに苦労している。

思うに寝るのが遅くなってしまうことについて、私は自分の生活を極めて巧妙に、「システム化」しかつその運営に習熟しているらしいのである。

巧妙というのはぼーっとしているとほとんどそのシステムにもオペレーションにも意識が向かないくらい自然にスムーズに連続的に夜更かしに向けてことが運ばれてしまうということ。

恐らく夕食の時間やその後の過ごし方、入浴の時間等、トリガーになる行動だの関連の心理的な要因、加えて住居環境等々が関係している。それを本気で分析しようとすると、無意識の意識化みたいになってそれなりに面白いだろうが、でもそうした分析で夜更かしが必ずやめられるとも限らない気がする。

美術なんかでも個々人がどうしても犯しがちな過ち(自分が達成したいことからのズレ)というのはある。
決してそっちに寄っていきたくないのにどうしても寄っていってしまう。それもまた、恐らくシステム化されているのである。

もとい、そのシステムの究極の理解を待っているといつまでたっても早く寝られるようにはならないのでは、という直観が自分にはある。

ということで12月の頭に机の前に、「12時前就寝」と書いてその後に白い丸が8個並んだ紙を貼った。

今月は少なくとも週2回程は早めに寝ようと思い、それを記録するためである。

システムの分析はともかく、12時ぎりぎりになってもいいからベッドに飛び込むという、その習慣だけ作ればいいのでは、と思って試みている次第。

今のところ一つの丸に鉛筆でチェックが入っているだけなのがやや心もとないが(それに未だこんなに遅くにブログを書いているし・・)、一応今月中はこの仮説検証に励みたいと思う。

 

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