緑色の物体に驚くの巻

一週間程前の朝、浴室に行ってみるとバスタブの底の真ん中あたりに長手4センチ短手2.5センチ位の楕円形の平べったいくすんだ緑色の、少し湿り気を帯びた物体が静かに張りついていた。自分はパニックになった。なにか未知の生命体(ミドリムシの巨大化したみたいな)が、よりによって自分の風呂の中にわいてしまい、かつバスタブの底で絶命してしまうとはいったいどうしたことだろう・・・。

5秒位思考停止したあと、いやいや、そうでないかもしれない、とこわごわじ~っとソレを注視してみたら、お茶を有効成分とする(故に緑色の)、自分が毎日使っている洗顔石鹸だった。血圧及び心拍数が一挙に下がる。あ~ムダなびっくりにエネルギーを消費してしまった。

自分がこわがりという話は以前も書いた。こちらの記事もそう。上記の「事件」があった後も、やはり浴室なのだがシャワーを浴びていたら突然、「ぐがががが・・・」とすごい音が聞こえてきたのでびっくり仰天し、思わずシャワーをとめてしまった。自分の頭の中で即座に展開した「仮説」は二つあり、緊急地震速報の音がスマホの故障によってヘンになってしまい、数秒後に大地震がくるかも、というのと、浴室の底、パイプの中にクワガタ虫形状の巨大未知の昆虫が人知れず育ち、それが今鳴いた、というものである。

また数秒の思考停止ののち、暫く前にマンションの管理組合から一階店舗のエアコン取り換え工事によりX月X日騒音がでます、とプリントが入っていたのを思い出して、一件落着。

これらの話を知り合いにすると大抵大笑いされるが、当人は瞬間的とはいえ真剣である。「イメージ」というのはそういう性質を持つものなのでしょうがない。そういうのを使って皆(でもないかもしれないが)絵を描いたりもするのである。

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