美術に限らない

別段美術に限らず人生において重要なのは、いかなる事柄についてもそれを自分が「やるべきかやらざるべきか」、やるべきという事柄についてはいつ、最短の時間で(=最も効率的に)実行するかということにおいて正しく判断することにあると思える。
その際、まずやるべきかやらざるべきかというものを決める基準は、自分のヴィジョン、すなわち本心から成し遂げたいと思っていることに対し、合目的か否かということに尽きるかと思う。

と、言葉でいうのは簡単である一方、これを実際に楽々と実行できるようになるためには日々「鍛錬」することが必要なんだろう。結局なんだって「スキル」として磨く必要がある訳。

美術というものが人にとって原初的なものであると自分が考える理由というのは、そのあたりにある。美術は非常に純粋に、ヴィジョンに依拠しつつ鍛錬してそれを実現するスキルを磨くということに関係しているからである。

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