昨今の若者を草を食んでいるとたとえる向きがあるが、自分は海洋軟体系のように感じる。押しても引いてもこちらの期待に沿ったタイミングの期待通りの反応は示さないが、独自のルールはもっていて、それが種族としては哺乳類同士といよりずっと遠い気がする。
食事をしていたカフェの横のテーブルで草食でない若者たち(といっても30ちょいくらいだけど)が金や仕事の話、人間関係のことを熱く語っていた。肉食というか、むしろ古典的なおぢさんぽかった。携帯ゲームの開発会社の人々らしかったが、本人たちはゲームはやらないとか。
草でも肉でも霞でも好きなものを食べればよいと思う。が、自分は「何々系」という分類の先端を行くようなタイプの人はどちらかと言えば苦手だ。草だったり肉だったり色々に変えるか、あるいは全然別の、例えば宇宙食や光(光合成で生きている人々がいると前テレビでやっていたっけ)のようなものもときに平気で食べているような人の方がおもしろい。