答えより態度

女性であれば、どんな人がタイプですか、という質問を男性から受けることが度々あると思うが(というか、男性でこの質問をしない人に会う方がまれだが)、これには結構困る。

まず、大抵の女性は男性を一目見て生理的に個別具体的に好む好まざるを決めているから、タイプとして普遍化して認識しておくする必要性がそもそもない。
それから、仮にタイプ的なものを経験から想定するにしても、本当のことが言えない場合が多々ある。
だってたとえばものすごくかっぷくのいい男性を前にして、痩せた人が好きです、と言えるかどうか、想像すればわかるはず。
せいぜい、自分の嗜好の中から、相手にとって不快でないだろう適当な要素を選択してお茶をにごすだけ。
要は、この質問の問題は正確な答えが得られないということである。

それより男性におすすめしたいのは、女性を観察するということ。この質問にしてももちろんしてはいけない訳でなく、気にいった人からされればまさに女性にとって自分の気持ちのアピールの好機であるので、心のこもった、ディテールのある表情や言葉で、頑張って対応するであろう。つまり重要なのは、答えの中身そのものではなく、相手の態度である。

ところが私がこのような意見を述べると、見てもよくわかんないんだよねー、と言われる。そうならもうなんとも言いようがない。
そういう人は私のタイプではないですね。そんなこと言われても痛くもかゆくもない人が大半かもしれないが。

ところで私は生まれてから一度も、この質問を男性にしたことがない。今度してみようかしら。
しかし、男性は比較的気軽にこの質問ができそうだが、女性がすると意味深げになりすぎるので気をつけないとね。

 

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