先日近所にある会社の前を通りかかったら立派な門松が設置されていたのだが、その竹の切り口の角度が、後ろに近い方が鋭角(角度が急)、前側が鈍角になっていて、つまり途中から少し折れたようになっていたのである。自分は大いに驚いた。まっすぐに切り落としてあるのが普通のような気がするが、随分と凝っているではないか。あるいはこれが正式版なのか。
その日会った友達に喜び勇んでこの発見を報告したら、「知ってる・・・」とのことであった。ちぇっ!
それはともかく、自分にとって興味深いのはそのことへの気づき方で、一旦門松の脇を通り過ぎそうになり、どことは言えないがなんか変な感じがしてわざわざ戻って見たのである。人間の周辺視野とその認知性能のデータは知らないが、結構なことに気がつく(気がついてしまう)。それを確認したことの方が、門松の竹の切り口問題より重要度が大きいかもしれない。