昼間家にいて見ていると、うちの犬はほとんどの時間自分のざぶとんの上でまるくなって寝ている。寝ているといっても必ずしも眠っているのでなく、眼をぱっちりあけているときも多い。
彼女が、何かを「考え」たり、「思い出し」たりしているわけではないだろうから、何かを「感じて」いるのだろうが、感覚の入力があってもそれに対し何も考えないでいられる状態が基本ずっと続くというのが、少々うらやましい気がする。
それとも自分以外の人類だって、結構な時間そういう状態なのかしらん。
感じたら考える、という流れは何か、入力に入力を重ねていくような感じで、閉鎖的。ずっとまわっていくだけで、すかっとしない。
自分がものを創ったりするのが好きなのは、感覚という入力に対して手を動かしたりする出力がきちんとほぼ必ず対応していくからなんだろう。