よく絵画について「わからない」という人がいる。
この発言は至極理解できる。大きな理由の一つとして、そもそも作り手が、容易にはわからないでいて頂けるように、創っているからである。
見ました→分かりましたというテイだと、脳に対する刺激があまりに少なすぎるではないか・・。
一方不思議なことに、外国の人からはこの言葉を未だかつて聞いたことがない。
海外特に欧米の状況に詳しい知人に聞いてみたら、彼も一般的には絵がわからないという発言を彼らはしないと言う。個人主義の確立とかなんかそんなことにも関係しそうな気がするのだが、そのはっきりした理由は未だにナゾである。