バックミンスター・フラーというアメリカの建築家・思想家が、現象は拡大か収縮であると言っている(と自分では理解している)のだけれど、組織とか制作物とか自分とか事業とか色々なことにおいて、その一瞬それがふくらみつつあるかちぢみつつあるかを考えてみると面白い。
またこれは総体的にも、あるいは着目した微小繊細な部分に関しても観察することができるので、更に興味深いのである。
もちろん、呼吸と同様、ふくらみ・ちぢみのどちらがいいとか悪いとかでなく対の存在ということだろう。ただふくらみたいときに知らずにちぢんでいたり、ちぢめるつもりでふくらましたりしていると、多々問題が起こるような気がする。