モチーフがなんであれ、平面が色面や質感で分割されている、つまりはそういうものである絵画を、なぜ人は何千年もの間、創ったり、見たりし続けているのだろう。絵が単に絵だったら、そんなに長い間、生き残っていられるとは思えない。 人間は絵画のうちに結局は絵画ではないものを見、何か別の「はたらき」を求めているのではないのかしら。だとすると絵画の力というのは、実は絵画の力(を援用している)、絵画以外の力、ということにもなる。 Tweet Share +1 Hatena Pocket RSS feedly Pin it - 絵画/版画 こわくない話前の記事 長谷川潾二郎の目次の記事