どこかの学校で、インフルエンザが流行っているので給食中は他の生徒と話をさせないという施策がとられたと聞き少々びっくりした。
話してもしかるべき時間に話さないという、お子様とはいえ立派にものごころがついていらっしゃる方々の個人の自由の領域に踏み込んでいるように感じたからである。
ただ、もしかしたらこの生徒さんたちは、恐らく普段はそうしていないだろう味に集中することができ、感覚世界における何等か新たな発見をしたかもしれない。殆どの場合我々は色々と他のことに気をとられながら食事をするので、十分にものを味わうということをしていないからである。
それならば給食中人と話すことを禁じられたとしても多少の喜びが見出せるというもの。