かなえちゃいけない夢ばかり

しばらく前にあるお笑い芸人の方が、子供に対して「必ず夢は叶う」と教えるのは現実を誤認するのでよろしくないというような意見を述べられたことについてTVで話題になっていた。

私の考えでは、夢は叶う、という言い方をする際大抵は、言ってる当人がよほどニューエイジ方面の方でなければ、しかるべく努力を続けしかもあきらめなければ、という条件が言外にこめられている気がする。だとすればどちらかと言えば自分は「夢は叶う(ことが多い、論理的に)」派である。ソニーのファウンダーの井深大氏にも、「成功のコツは成功するまでやること」という言葉があった。

実は個人的には、「夢なんて叶っちゃったら結構困ると思ってる派」を立ち上げたい。

本質的に欲深い人類というものの持つ夢とは即ち夢という名前をまとった欲であることが結構ある。ならば夢は叶うか叶わないかより、どういう「夢」なのかが真に重要なのである。叶ったら自分のためにも人のためにもなる夢なのかどうかをまずすごく気にした方がいいような気がする。

叶えちゃいけない夢をものすごい勢いで強烈な努力とブレなさと人をも巻き込む統率力で叶えちゃってる人々が政治だろうが三面記事だろうがたっくさんいる。夢即ち欲になりがちなことに関して言えば、叶わない方がいい夢がかなり幅を利かせているな~コワ!、というのが、最近の自分の感想。

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