二度触れてはならない

掃除がごはんより好きな自分だが、昨日は疲れていて、夜やや乱れていた部屋を片付けるのが面倒だった。
そこで時短になるかなーと思い、「ものに一度しか触れないこと」というルールを自分に課してやってみた。

何かを手に持ったらそれをしかるべき場所に置くとか捨てるなどの適切な処理を一つ一つ完全に完了させるというもので、どこに置くか迷って一旦置いたものをまた動かしたり、他のものとまとめるためにちょっとずらしてから持ちなおしたりといったことを禁じたのである。

以下のようなことを発見した。

1.ものへの触れ方が即座に変わる~丁寧で繊細になる。
2.脳細胞が活性化し疲れが吹っ飛ぶ。
3.かなりの時短になる。

いいではないか。ちょっと修行みたい。こういうルールがないと、人間整理をしているときなどよく、ものの扱いを安易に保留して別のに浮気したりして、無駄にあーだこーだやってしまっているものだな、と気づく。

コラージュのモチーフなども、なんの疑問もなくあれこれ置きなおして他のモチーフとの関係性や動的な平衡を模索したりするものだが、それはそれでよしとしても、この「なんの疑問もなく」というのが意外に曲者なのかもしれない。

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