最近「アート思考」という言葉が登場してその言葉の意味をあくまで自分なりに考えていることがあるんだけれど、自分にとってアートに関連する思考~個人的には作る場面においてが主だが~その特性の最たるものは「自己決定」ということである。何を企図し、何をどう実行するか、何を続け、何をやめるかを自ら決めるということだ。
大体自分が元大きい会社にいて、そこをわざわざやめて美術をやろうと思ったのもここに理由がある(今なら副業があるから迷ったかもだけど)。
だから未だにビジネスにおけるアート思考の必要性や有用性がうんぬんされても、組織だの人だのが概ね否応なく関係しているビジネスとアート思考の根本が席を同じゅうすることができるという感覚があまりない。
しかしまさにそれだからこそ逆説的に、アート思考がビジネスには必要だ、ってことになるのかも・・。