駅で若い母親と小学2年生くらいの女の子の会話を聞いた。
子供が、今晩スキヤキが食べたいな、と言ったら、母親が、でも今日はパパがいないのよ、と答えた。
すると子供が、「パパがいないと、どうしてスキヤキが作れないの?」と聞いたのだ。
別のとき、電車の中でお菓子を食べようとしている幼稚園位の子供がいて、母親にそれは今食べちゃだめ、と叱られていた。
その子は、「じゃあ、何を食べればいいの!」と叫んだ。今もっているそれは食べてはならないが、食べることは彼女の前提になっているので、別の何なら食べてもいいのか、という切り返しになったわけだ。
子供の言うことを聞いていると、時々鋭い論理構成や会話技法が用いられているので感心する。