100円のこわれ方

100円ショップの物品が大変激しくこわれるということはこれまでも書いてきたが、今回はメモ帳。

ピンクのプラスチックぽい表紙がついていて、100円にしては見かけもよく大きさも手ごろなメモ帳を買ったら、2週間程でピンクの表紙が、閉じてあるぐるぐる巻きの金属(なんて言うんだろう・・)から外れはじめ、ついにはバッグの中で表紙と中身(ノート本体)が分かれてしまった。さらに数日して透明な裏表紙が取れた。崩壊はここでおさまらず、ぐるぐる巻きの巻きが徐々に緩んできてそれが通っていた本体の穴から取れ始めているのが現在の状況。ほとんどオカルトと言っていい程のクリエイティブなこわれ方だ。

以前、内田樹さんの、題目は忘れたが朝日カルチャースクールか何かの講演会に行ったとき、いったい何でそんな質問をしたかもう覚えていないけれど、「100円ショップでものを買うと少なからぬ場合満足できないのになぜか行って買ってしまう。この人間心理にはどういう裏があるのか。」という質問をして、内田さんから「人間、こわいものみたさというものがある。」というようなお返事を頂いた(かなり間違っているかもしれない)記憶がある。

こわいものみたさというからには若干のチャレンジ精神も含まれているので、このノートも多分最後まで使う。結局みてみたいのは、そういうことを観察してみようという気を起こす、自分自身なのかもしれないけどさ。

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